下野薬師寺は、今から約1300年前に建てられたお寺です。当時の下野市周辺に勢力を持っていた下毛野氏(しもつけぬし)によって建てられたと考えられていますが、その後、国立(こくりつ)のお寺として改修されました。761年には、お坊さんとしての資格を得るための受戒(じゅかい)を行うための戒壇(かいだん)が置かれ、奈良の東大寺、九州の筑紫観世音寺(つくしかんぜおんじ)とともに「三戒壇(さんかいだん)」と呼ばれ栄えました。