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【下野薬師寺歴史館】史跡めぐりウォーキングを開催しました

11月14日(日)に、下野薬師寺跡周辺、史跡めぐりウォーキングを開催しました。
天候にも恵まれ、皆さま、終始和やかな雰囲気で、楽しく歴史散策をしていただけたのではないかと思います。
下野薬師寺跡周辺には、多くの史跡や伝説地が残されており、参加者の方々からは、「地元なのに知らないことが多く発見ばかりだった」「深い話が聞けて良かった。充実した時間を過ごせた」などのご感想をいただきました。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。また、感染症予防対策のためのマスク着用等のご協力にも感謝します。 

ウォーキングの様子

まず、薬師寺城跡を訪ねました。寛喜年間(1229~1232年)に薬師寺朝村が築いたと伝えられる城です。
現在は、堀と土塁が部分的に残されているのみで、当時の姿を偲ぶことはできませんが、城の規模はかなりの大きさだったようです。

次に、二月堂へ。東大寺の二月堂の形式を踏まえて建立されたお堂で、本尊の十一面観音菩薩像は、奈良法相宗の高僧「徳一(とくいち)」の作と伝えられています。 

唐代の高僧、鑑真(がんじん)を偲んで、弟子たちが建立したと伝わる供養塔「鑑真和尚の碑」を訪ねました。 
 
龍神が祀られ、池には龍神のお使いである片目の鯉が棲むという「吉田が池」で下野薬師寺ボランティアの会による伝説の朗読がありました。  

薬師寺八幡宮の参道を進み、境内へ。薬師寺八幡宮の本殿と拝殿は、佐竹右京大夫(秋田藩三代藩主)の援助により再建されたと伝わります。 

下野薬師寺へ。境内には下野薬師寺跡出土の礎石等があります。

江戸時代に建てられた柱、屋根、礎石のいずれも六角形づくりの珍しい建物「六角堂」へ。
ここに、「戒壇(かいだん)」があったという伝承があります。市の文化財に指定されています。

歴史館へ戻って来ました。改めて下野薬師寺の歴史や概要をおさらいしました。 
お問い合わせ
下野薬師寺歴史館
下野市薬師寺1636
TEL 0285-47-3121