エゴマ

| 下野薬師寺歴史館 |

先日、エゴマの苗を歴史館近くの畑に移植しました。エゴマは平安時代には油として利用されていました。下野薬師寺でも灯明(明かり)の燃料として使われていただろうとの予測のもと、ここ数年栽培しています。

毎年秋には収エゴマの実を収穫・搾油して、下野薬師寺ボランティアの会と共同で灯明の会を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下の写真は定植したばかりの苗です。

エゴマはシソ科の植物なので、葉が青しそに似ていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからの暑い夏を乗り越えて元気に育ってほしいものです。 

 

そのほか畑には古代米とベニバナが植えてあります。

 今年は、はじめて古代米(緑米)を畑に植えてみました!水田よりは収穫量は少ないとのことですが、今のところ元気に育っています♪ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはベニバナ。 7月になれば、きれいなオレンジ色の花が咲くでしょう♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平安時代の『延喜式』によれば、下野国(栃木県)でも17~20歳の男子は一人20匁(約75グラム)のベニバナを税として納めるとされているほか、万葉植物のひとつでもあります。かつては、下野薬師寺周辺にもベニバナ畑が広がっていたかもしれません。

昨年は収穫したベニバナを使って、ベニバナ染めを行いました。今年もベニバナ染めを開催しますので、多くの人に参加していただければと思います。

 

畑もにぎやかになりました♪